口内炎は歯医者で診てもらえる?予防法、対処法をご紹介|福岡市東区香椎浜の歯医者あおき歯科・矯正歯科クリニック

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口内炎は歯医者で診てもらえる?予防法、対処法をご紹介

■口内炎は歯医者で診てもらえる?予防法、対処法をご紹介

皆さん、こんにちは。福岡市東区香椎浜のあおき歯科・矯正歯科クリニックです。口内炎は、誰しも一度は経験したことがある身近な症状ですが、実は歯医者での治療が有効な場合もあります。この記事では、口内炎の基本的な情報から、その種類ごとの特徴・症状・原因、そして歯医者での治療法や予防法について詳しく解説します。口内炎にお悩みの方や、予防策を知りたい方にとって、役立つ情報を提供できる内容となっています。ぜひ最後までお読みいただき、口内炎への理解を深め、適切な対処法を知っていただければ幸いです。

▼口内炎とは

口内炎は、口腔内の粘膜に発生する炎症の総称です。一般的には、頬の内側、舌、歯茎、唇の内側などに赤みや白い潰瘍が現れ、痛みを伴うことが多いです。口内炎は単なる一時的な不快感として捉えられがちですが、放置して悪化すると日常生活に支障をきたすこともあります。口内炎は免疫力の低下やストレス、栄養不足、口腔内の傷、感染症など、さまざまな原因で発生します。早期に適切な対処をすることで、症状の悪化を防ぐことが重要です。

▼口内炎の種類

口内炎にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴や原因を持っています。ここでは、代表的な4つの口内炎について解説します。

◎アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は、最も一般的な口内炎の一つで、頬の内側や唇、舌などに小さな白い潰瘍が現れるのが特徴です。この潰瘍は非常に痛みを伴い、食事や会話が困難になることもあります。原因としては、免疫力の低下やストレス、栄養不足(特にビタミンB群や鉄分の不足)が挙げられます。アフタ性口内炎は通常、1〜2週間で自然に治癒しますが、頻繁に再発する場合は、歯医者での診察が推奨されます。

◎カタル性口内炎

カタル性口内炎は、口腔内の粘膜が炎症を起こし、赤く腫れるタイプの口内炎です。痛みはそれほど強くありませんが、口腔内全体がヒリヒリと感じることが多いです。原因としては、熱い食べ物や飲み物、辛い食べ物の摂取、口腔内の外傷(例えば、歯ブラシでの擦り傷)などが挙げられます。症状が軽度の場合は自然に治ることが多いですが、症状が長引く場合や痛みが強い場合は、歯医者での治療が必要になることがあります。

◎ヘルペス性口内炎

ヘルペス性口内炎は、ヘルペスウイルスの感染によって引き起こされる口内炎です。初感染時には、発熱やリンパ節の腫れを伴うことが多く、小さな水疱が口腔内に多数発生します。これらの水疱は破れて潰瘍となり、強い痛みを引き起こします。原因は、主に初感染時にヘルペスウイルスが体内に入り、その後免疫力が低下した際に再発することが多いです。ヘルペス性口内炎は、症状が重篤化しやすいため、早期に歯医者での診断と適切な治療が求められます。

◎カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、カンジダ菌という真菌が原因で発生する口内炎です。免疫力が低下している場合や、長期間抗生物質を使用している場合に発生しやすいとされています。口腔内に白い膜状の斑点が現れ、その下に赤く炎症を起こした粘膜が見られます。痛みを伴うことが多く、食事や会話に支障をきたすことがあります。カンジダ性口内炎は、自然治癒が難しい場合が多く、歯医者での抗真菌薬の処方が必要です。

▼歯医者での口内炎の治療法

口内炎が発生した際、歯医者で受けられる治療法は、患者さんの症状や原因に応じて様々です。

◎薬物療法

まず、最初に行われる治療として一般的なのが薬物療法です。歯医者では、患部に直接塗布する軟膏タイプの薬や、患部に貼るパッチタイプの薬が処方されることが多く、これらは炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。また、口内炎の予防や治療をサポートするために、ビタミン剤が処方されることもあります。特に、ビタミンB群やビタミンCなど、粘膜の健康を保つために必要な栄養素が不足している場合には、これらのサプリメントが効果的です。加えて、刺激を抑えたうがい薬も処方されることがあり、口腔内を清潔に保つことで、炎症の悪化を防ぐことができます。

市販薬でも口内炎の治療は可能ですが、歯医者では患者さんの症状に合わせた最適な薬が処方されるため、より効果的かつ安心して使用することができます。さらに、薬の使用方法についても詳しく説明されるため、適切な治療が行えます。

◎歯科装置の調整

次に、口内炎の原因が歯科装置に関連している場合、歯科装置の調整が必要になります。例えば、義歯(入れ歯)や差し歯が粘膜を刺激し、口内炎を引き起こしている場合、歯医者では専用の器具を使って問題の部分を削り調整します。また、歯が欠けている場合や、噛み合わせが不良な場合も同様に調整が行われます。噛み合わせの問題が口内炎の原因であると診断された場合には、矯正治療が提案されることもあります。このように、歯医者での治療は、単に症状を和らげるだけでなく、根本的な原因を解消するための調整も含まれています。

◎レーザー療法

さらに、口内炎の治療法として、レーザー治療を導入している歯医者もあります。レーザー治療では、炎症を起こしている部位にレーザー光を照射し、患部を除去または殺菌することで、炎症を抑えることができます。レーザー治療は、痛みを最小限に抑える設計になっており、治療後の消炎効果や鎮痛効果、さらに殺菌効果も期待できます。ただし、レーザー治療は保険適用外のため、費用は自己負担となります。また、この治療法を実施している歯医者は限られているため、事前にリサーチしておくことが大切です。

このように、歯医者での口内炎の治療法は多岐にわたり、患者さん一人ひとりの症状や原因に応じて最適な治療法が選ばれます。口内炎に悩まされている方は、歯医者での相談を検討してみてはいかがでしょうか。

▼2週間以上治らない口内炎は要注意

通常、口内炎は1〜2週間で自然に治癒しますが、2週間以上続く場合は要注意です。口腔がんの初期症状として現れることがあり、早期発見が鍵となります。歯医者での診断を受け、必要に応じて専門的な検査を行うことが重要です。早期の対応が、治療の成功率を高めるためにも欠かせません。

▼口内炎の予防法

口内炎を予防するためには、日常生活において以下の点に注意することが大切です。まず、バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンやミネラルを十分に摂取することが重要です。特にビタミンB群や鉄分は、口内炎の予防に効果的です。また、ストレスを溜めないようにすることや、十分な睡眠を取ることも免疫力の維持に役立ちます。さらに、口腔内を常に清潔に保つために、定期的に歯医者でのクリーニングを受けることが推奨されます。喫煙や過度な飲酒は、口腔内の健康に悪影響を与えるため、これらを控えることも重要です。

口内炎は、日常生活において多くの人が経験する症状ですが、適切な予防と早期の対処が症状の悪化を防ぐ鍵となります。何度も再発する場合や、症状が重い場合は、歯医者での診察を受けることをお勧めします。

▼まとめ

皆さん、いかがでしたか?口内炎についての理解が深まったでしょうか。福岡市東区香椎浜のあおき歯科・矯正歯科クリニックでは、口内炎を含む口腔内のさまざまな症状に対して、患者さん一人ひとりに合った治療法を提供しています。口内炎にお悩みの方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

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