「健康な歯」はお子さまの大きな財産
お子さまに痛い思いをさせずに生涯を健康な歯で過ごしてもらうためには、小さな頃から定期検診を受ける習慣を身につけることが重要になります。
そのためにも、あおき歯科・矯正歯科クリニックでは、成長段階に合わせた歯科医療の提供を通してご家族とともにお子さまの将来をサポートできる歯科医院を目指しています。
歯が生え始める乳幼児期、歯の生え変わる小学生、そして永久歯列や噛み合わせの完成する中学生まで、長期間に渡りそれぞれに適切な治療を提供し続け、歯や歯並びを含めた成長や発達を継続的に管理することで、お子さまの健康を支援していきます。
歯の生え変わりの時期はとくに注意が必要です
生えかわる乳歯は虫歯になっても大丈夫・・・
その考えは間違いです!
乳歯には、永久歯を正しい位置に生えるように準備をする役割があります。
その他にもあごの骨の成長や正しい噛み合わせ、知能の発達などを支えています。
お口の環境や成長に大きく影響を与える乳歯がもし虫歯になってしまったら…
また、虫歯は感染症です。乳歯の虫歯を放置してしまうとお口の中で虫歯菌が広がり、抵抗力の弱い生えたばかりの永久歯までもが虫歯になってしまうリスクがあります。
つまり、「乳歯は生え替わるからそのままで大丈夫」という考えは大変危険なのです。
虫歯になりやすい部分は?
4歳:奥歯の歯と歯の間
4歳以降にもっとも虫歯ができやすいところは、奥歯の歯と歯の間です。この場所は虫歯が相当進行しないと外からは見ることができません。
また、虫歯が進行していても、乳歯は痛みが出ないことが多いため、大きく穴が開いてしまってから気付かれることが残念ながらとても多くあります。このようなことがないよう、きちんと診査をするには、レントゲンを撮る必要があります。
また、歯ブラシだけで磨いた場合、歯と歯の間の汚れは約60%しかとれません。そこで活躍するものが、デンタルフロスです。前歯と同じように仕上げみがきの時にはデンタルフロスを必ず使ってあげてくださいね。
〜6歳くらいまで:上の前歯の歯と歯の間
母乳やジュースなど、飲み物が絶えず当たる部分なので虫歯になりやすい場所です。
乳歯はとても薄いため、虫歯の進行がとても速く、歯が欠けてはじめて虫歯に気付いたという保護者の方が多くいらっしゃいます。
この部分はどうしても物も挟まりやすく、歯みがきだけでは汚れが落ちないため、必ずデンタルフロスを使ってあげてください。
6歳〜:下の奥歯のほっぺた側の溝
6歳臼歯(奥歯に最初に生える大人の歯)が虫歯になる割合は、10歳から14歳の小児で上の歯が25%、下の歯で41%と永久歯の中で最もリスクが高い歯です。
歯がしっかりと生えるまでは、歯ブラシが当てにくく清掃が不十分になるため虫歯になりやすいのです。特にほっぺが邪魔をして磨きにくい部分の溝は要注意です!
生えたばかりの大人の歯は子供の歯の奥に生えるために発見が遅れがちです。6歳を過ぎたお子さんは、まめな仕上げ磨きでよくチェックしてあげてください。