入れ歯・義歯その他の治療
ブリッジ・入れ歯の弊害 歯根破折
初診時年齢 | 61歳 |
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性別 | 女性 |
主訴 | 左下の歯が腫れた |
治療内容 | 抜歯、入れ歯 |
リスク・副作用 | 支台歯(支えの歯)の歯根破折・修復物(被せ物など)の脱離 |
左下の歯が痛いとのことで来院されました。
下のパノラマレントゲンにあるように緑矢印の部分は歯が折れています。
残念ながらこの歯は抜歯となりました。5本分を3本の歯で支えているブリッジになっていました。
支えにさせられている歯は負担が大きいです。
反対側の赤矢印もブリッジが装着しています。こちらも同じ条件です。
治療後の写真です。抜歯した後は欠損(歯のない部分)がおおきいので、ブリッジでは対応できず
入れ歯になりました。
入れ歯も金具をかけている歯には負担をかけます。
2年後金具をかけている歯が取れてしまいました。被せ物が取れることで力が逃げてくれていますが、
取れない状況だと歯が折れたりしてしまいます。
この部分は幸い再び装着することができました。
最後に右下の部分もみてください。
初めに来られた時にもすでに異常な黒いスジがありました。
折れている兆候ですが経過観察をしていました。
左下が入れ歯になり、右で噛むことが多くなりついには完全に折れてしまいました。
ブリッジや入れ歯は支えの歯の負担になり、お口の中の崩壊を止めることはなかなか
難しいことがあります。
できるだけ歯を抜かないように、そのためには虫歯にならないようにするためホームケアと定期検診で歯を守っていきましょう。