マイクロスコープ精密根管治療
マイクロスコープを使用し、レッジを攻略しMTAセメントで根管充填をおこなったケース
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Before
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After
初診時年齢 | 51歳 |
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性別 | 女性 |
主訴 | 右下が痛い |
治療内容 | マイクロスコープによる精密根管治療 セラミッククラウン |
治療回数・期間 | 8回 |
治療費(治療当時) | 約30万円 |
リスク・副作用 | 将来的な歯の破折 |
根管充填(根の中に白く写っている材料)が根に対して短く、きっちりと根の治療がされていない。
その影響か、根の先に黒い影(透過像)がある。
CTを撮影すると樋状根といって治療にはとても難しい形態をしています。
その時の動画です。
CTでみると、かなり大きな影があり歯を支えている骨が溶けてしまっています。
根の途中までしか治療がされていませんでしたが、CTで根の先を確認しました。
レッジ(本来の根の道とは違う人工の道を作ってしまった状態)を乗り越えて本来の根の先を探している作業中です。
治療途中ですが、このように少し先に進むことができました。
しかし、赤の点線のようにもう少し先まで到達していません。
その後、根の先端まで到達することができました!
その時の動画です。
CTで根の先がつながっているのがわかっているのですが、最初は薬液が吸えていません。
レッジ攻略後、根の先がつながったのがわかります。
レッジの先まで緊密に充填するように、MTAセメントをモーターを使用して充填していきました。
根の先の黒い影もよくなってきているのがわかります。
このように、一度レッジができてしまうと再治療が大変難しいものになってしまいます。
できるだけ神経を取らないように、またマイクロスコープを使用した成功率の高い治療を提供できるように
日々研鑽していきます。