マイクロスコープを用いた精密根管治療|福岡市東区香椎浜の歯医者あおき歯科・矯正歯科クリニック

福岡市香椎浜

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Case

マイクロスコープ精密根管治療審美治療インプラント

マイクロスコープを用いた精密根管治療

初診時年齢 62歳
性別 男性
主訴 右下が腫れた
治療内容 精密根管治療 セラミッククラウン インプラント

右下が腫れたということで来院されました。

他院で治療していたのですが、根の中にファイルといって治療の道具が折れて残ってしまっており(破折ファイル)

紹介で当院に来て頂きました。

右下のレントゲン写真です。一番奥(画面上左)の歯は骨が根の先まで溶けており、残すことができません。
奥から2番目の歯の先に金属様の白い影が破折ファイルです。

 

写真でも腫れているのがわかります。歯周ポケットの検査をすると10㎜あります。

歯自体が折れている可能性もありますが、(その時は基本的に抜歯になる)マイクロスコープによる精密根管治療を選択されました。

治療開始直後の歯の写真です。ピンク色にみえているのが以前治療して詰めている材料です。

2箇所しかありません。

レントゲンも2本しか入っていません。

本来は点線の円の位置に、2つ根がありますが治療がなされていません。

見つけることができなかったと思われます。

 

根の治療はとても難しく、精密な治療が特に要求されます。

そこでマイクロスコープを使用して拡大して行うと精度があがります。

 

治療中の動画を提示します。

まずは赤丸の根の破折ファイル除去水色丸の根の治療の動画です。

 

破折ファイルが除去できました。上の道具(ファイル)と同じものの先端が折れていたのです。

次にオレンジ色の根の治療の動画です。

 

 

最後に、全ての根の治療が終了し、詰める作業の動画です。

 

治療前後の比較です。治療されていなかった根が2つ見つかりました。

レントゲン上でも、黒い影がなくなり、全ての根が詰まっているのがわかります。

腫れも早い段階でなくなりました。

 

このように破折ファイルはマイクロスコープが無いと除去できません。

必ず除去できるとは限りませんが使用することで、精密な治療が可能になります。

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