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院長ブログ
セラミック矯正のデメリット
最近セラミック矯正という言葉を聞きます。そもそも「セラミック矯正」という学術用語は存在せず
誰かがネーミングしたに過ぎません。いわば「合法ドラッグ」みたいな、ある種勘違いしてしまうネーミングです。
次の写真をみてください。
他院で数年前に勧められて、前歯を4本削ってセラミックにしたそうです。
削る前の写真はありませんが、おそらく下の方のようなお口の状態だったと思われます。
こういう状態から歯を削って治療したのです。
もう一度掲載します。
先端の長さは揃ってますが、根元(写真でいうと上側)は揃ってません。
さらに1本根元に段差がでてきています。ここが今後どうなっていくのでしょう。
次はセラミック矯正した10年後の患者さんです。
セラミックと歯茎の境目の部分が虫歯になっています。
さらに、歯の神経を取っていると虫歯が大きくなっても
痛みが出ないので気づかずに進行してしまうことが、あります。
セラミック矯正、、、短期間で歯が綺麗になる。
という響きは魅力的ですがデメリットを理解したうえで治療をうけなければなりません。