審美治療矯正治療
前歯が噛んでないと・・・矯正治療
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Before
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After
初診時年齢 | 59歳 |
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性別 | 女性 |
主訴 | 左上が抜歯と診断されたが抜きたくない(セカンドオピニオン目的でご来院) |
治療内容 | インプラント治療前の矯正 |
治療回数・期間 | 1年(矯正治療のみ) |
治療費(治療当時) | 約80万円(矯正治療のみ、毎月の矯正調整代を含む) |
リスク・副作用 | 矯正治療に伴う痛み、食べ物の詰まり、磨きにくさ |
他院で左上奥歯は抜歯と診断されたそうで、セカンドオピニオンで当院へ来院されました。
レントゲンを撮影すると、歯を支えている骨が大きく溶けており、残念ながら当院でも抜歯判断は妥当であるとの結論になりました。
お口の中を診察すると、歯みがきの状態は非常に良く、歯茎も引き締まっています。
しかし、このように左上のみが骨の吸収があります。
なぜでしょうか。。。
実は、その原因は歯並びにあります。
この方の歯並びは一見そこまで乱れていないように見えますが、前歯や犬歯(糸切り歯)が噛んでいません。
前歯が噛んでいないと、カチカチとした噛み砕き・ギリギリとしたすり潰しの全ての力を奥歯で受け止めることになります。
すると、奥歯や奥歯にしてある詰め物・被せ物が欠けたり割れたり・・・また、支えている骨がだんだんと溶けていったりしてしまいます・・・
残念ながら抜歯診断となりましたが、この歯並びでインプラント治療を行っても、インプラントも長持ちしません。
そこで、根本的な改善のために、まずは矯正治療を行うことになりました。
矯正治療開始
1年後に矯正治療が終わり、理想的な噛み合わせになりました。
ここからインプラント治療を本格的に始めて行くことができます。
当院で矯正を始める方は、歯が割れたり、被せ物が壊れたり、噛み合わせが原因でトラブルが続いたり・・・ということがきっかけという方が多くいらっしゃいます。
トラブルが生じてくるのは40,50歳代から。そこからドミノ倒しに悪くなっていきます・・
矯正装置はたしかに煩わしさもありますが、歯を失うリスクを下げてくれるとても重要な治療です。
歯のトラブルがもし続くようでしたら、一度噛み合わせをチェックしてもらってくださいね。